こんにちは!
本日は少し趣向を変えてクロケットジョーンズのメインコレクションとハンドグレードの違いを見ていきたいと思います。
比べるのは、代表的なストレートチップの2足。
今回は、アッパーの違いを見ていきたいと思います。
メインコレクションからはコノートCONNAUGHT (写真右)
100年の伝統をもつという236ラストを使用した英国靴らしいフォルムの1足です。
そして、ハンドグレードからは不屈の名品、オードリー3 AUDDLEY3(写真左)
やや細身で甲の低い337ラスト(通称パリラスト)を使用しています。
クロケット&ジョーンズで最も有名かつ人気のモデルの一つです。
それでは違いを見ていきましょう。
一見、どちらもかなり似た作りになっていますが、最初に目につくのはつま先の形状。
コノート(右)は丸いラウンドトゥなのに対して、オードリー(左)はやや角ばったセミスクエアトゥになっております。
そして後ろを見ると・・・カウンターの縦のステッチ。
コノート(右)は縫い割のステッチのみなのに対して、オードリー(左)はさらに左右にステッチがかけられています。
そしてこちらはとても細かいところですが、両モデルのレースステイサイドのステッチ下部の形状に違いがありました。
コノート(右)は急カーブなのに対して、オードリー(左)は緩やかなカーブを描いています。
写真ではわかりにくいですが、現物を見るとおっ、となるはず。
最後にインソールとライニングです。
これは一目瞭然ですね。
コノート(下)はヌメ革に金文字なのに対して、オードリー(上)は黒革に型押し文字となっています。
ちなみに英国の伝統的な靴は、汗を吸収しやすいヌメ革を使用したものが多いそうです。
ハンドグレードでは、刻印に金文字が使用されています。
以上、ざっくりでしたが、2モデルの大まかな違いでした。
他にも細かく見ると微妙な違いが色々あるので、ぜひお手に取って比べてみてください!
園部